お土産にも最適!美しすぎるイランの伝統工芸品9選!
サラーム ジギャール!けんちゃんです!
イランで是非楽しんで貰いたいのが、伝統工芸品のショッピング!
だけど、イランでショッピングする上で気を付けないといけないのが、基本的にクレジットカードやATMが使えないこと。
そう、イラン入国前にドルかユーロの現金を持ち込まないといけないのですね・・・
そうなると、たくさん現金持っていくのって怖いですよね・・・必要最小限に抑えたいところです。
でも、私は敢えて言います。
声を大にして言います。
イランにはできるだけ現金をたくさん持っていきましょう。
理由はシンプル。
そう、
伝統工芸品が素敵すぎて、いっぱい買いたくなっちゃうからです♡笑
ということで、今記事では、
・おすすめの伝統工芸品9品
を紹介していきます!!!
イランの伝統工芸品をおすすめする理由
1. 普通にお洒落!
まず1点目はこれ。普通にお洒落♡
伝統工芸品って聞くと、なんか古臭い感じがしますし、折角貰ったモノでも「これは流石に使えへんやろ・・・」って思ったことありますよね?
でもご安心を!
イランの工芸品は、普通にお洒落です♡
北欧グッズやコリアンみたいなイマドキっぽいお洒落さではないですが、かわいいものもたくさんあるので、選ぶのがめちゃくちゃ楽しいですよ!
2. 実用的なモノ多し!
イランの工芸品は、カーペットはじめ、小物入れや小皿、更紗(布)など、実用的なモノが多いのも特徴です!
その為、お土産にも最適!
またカーペットはじめ丈夫で一生使えるモノが多いので、少々値が張るモノでも実物を目の当たりにするとツイツイ買いたくなっちゃうので、買いすぎにご注意を♡
3. とにかく安い・・!
2020年現在、イランはアメリカなどから結構ガッツリ目に経済制裁を受けているので、お世辞にも経済状況は良いと言えません。
日本円レートに換算した物価も、2015年と2020年に比べるを1/3くらいまで落ち込んでます。
この状況はイランに住んでいる人からすると非常によろしくない状況ですが、旅行者にとっては「物価が安い」というメリットがあります!(手放しで喜んでことではないですが・・・)
その為、職人が一つひとつ丁寧に作っていく伝統工芸品も、日本では考えられないくらいの価格で買うことができちゃうのです♡
イランでぼったくりはある?
海外旅行のお土産の話になると必ず出てくる話、ぼったくり。笑
結論から言うと、イランは他の中東やアジアの国と比べ、比較的ぼったくりが少ないです。
イランではイマーム広場周辺が伝統工芸品を買うのに一番のおすすめスポットなのですが、小物系は値札が貼ってあるお店も多いです。
ただ、そうは言えども中には吹っかけてくるお店もあることも事実・・・!
ですので、購入の前に一度似たようなお店何軒か回ってみて、相場感を掴んでからショッピングを楽しむことをおすすめします!
カーペットなどの高額商品や小物を複数個購入する際は、まけてくれることも多いので、思い切って交渉してみましょう♪
おすすめのイランの伝統工芸品
ペルシャ絨毯 / قالی ایرانی
まず最初にご紹介するのが、ペルシャ絨毯です。
イランで買うべきモノ堂々のナンバーワン!日本で買う半値以下で買うこともできます!
ペルシャ絨毯はイランでの様々な地域で作られており、産地によってデザインの特徴も違ってくるので、選ぶのが楽しくなっちゃいます!
製法としては「ハンドメイド」と「機械」があり、折角買うのであればハンドメイドのものを買いましょう!
ハンドメイド製は柔らかく、機械織は固いのが特徴です。
また、素材も大きく分けると「ウール」と「シルク」があり、シルク100%のカーペットだとイランで買ってもウン十万します。
一番のおすすめはウールとシルクの混合品。
90%以上はウールで作られているので耐久性は非常に高く、特定の色の糸だけシルクが使われている為、その部分だけ光を反射し、デザイン的に大きなアクセントとなります♪
「どれがウールでどれがシルクで〜」などは、カーペット屋さんで実物見せて貰うと解るようになると思うので、スタッフさんに聞いてみましょう!
イランでもカーペットのお値段はピンキリなので、何店舗か周り、店員さんに何枚も見せてもらった上でお気に入りのカーペットを買っちゃいましょう〜!
観賞用絨毯も有名!
イランでは絨毯は敷くものだけではありません。
観賞用としても絨毯は作られ、まさにペルシャのアートを代表するものの一つです。
私も初めて見たときは「え!これ絨毯なん!?」と驚きました・・・!
また、単純にデザイン通りに織っていくだけでは無く、実はこれ立体的に織っている物も多く、その凹凸がよりリアリティを上げる役目も担っています。
これめっちゃ高そうにも見えますが、機械で織った物も多く、機械織りなら2,000円くらいで買える物もあるので、是非お気に入りのデザインを探してみて下さい〜!
ギャッベ / گبه
ギャッベはペルシャ絨毯の1種なのですが、元々遊牧民がテントの下に敷いて使っていたものなので、厚みが有り、ふかふかしているのが特徴です。
元々地面の上で、更に土足で使っていたものなので、ペルシャ絨毯より耐久性も高く、子供や孫の代までだって使えます!
またデザインは、いわゆるペルシャ絨毯のような細かい柄ではなく、ざっくりとしたデザインが多いのが特徴です。
ペルシャ絨毯は厳かなデザインが多いですが、ギャッベは「いかにも遊牧民!」というような素朴でかわいい柄が多いので、お気に入りの柄を見つけるのが非常に楽しいですよ♡
ギャッベは分厚い分、大きいのを買うと持って帰るのが大変なので、イランで買うのであれば座布団サイズのものがおすすめ◎
キリム / گلیم
キリムもギャッベと同様、遊牧民が使用していたもので、ギャッベよりも薄く、毛足が短い分使い勝手が良いのが特徴です。
ペルシャ語では、キリムのことを「ギリム」と発音します。
絨毯やギャッベと比べお手入れしやすいので、ペットやお子様がいる家庭などでも重宝されています!
でも特徴はなんといってもそのデザイン!!!
ペルシャ絨毯やギャッベでは見れないようなビビッドなデザインのキリムも多い為、キリムが一番お気に入りになる人も多いのではないでしょうか♪
ミーナ・カーリー / مینا کاری
イラン全国のバザールやお土産店で見ることができるこのミーナーカリー。
銅のお皿や壺などにエナメルで色や模様を施し、それを焼き付けて作ります。
なんといってもその特徴は繊細なデザイン!
凹凸をつけた銅の小皿に職人さんが一点一点手書きでデザインを施していくのは、まさに匠の技・・・!
製作工程はイスファハーンのイマーム広場の職人街などでも見ることができます◎
また、銅製なので割れる心配も無く、色も焼き付けてあるのでキズや剥がれなども起こりにくい為、小物入れなどとして日常使いできるのも高ポイントですね♡
デザインの精密さなのでお値段はピンキリですが、リーズナブルなものだと500円くらいで買えるものもあります。
イマーム広場にショップや工房など集まっている為、是非お気に入りに1枚をディグってみて下さい♡
ハータム・カーリー / خاتم کاری
ミーナ・カーリーと並びお土産に大人気なのでこの、ハータム・カーリーです。
日本語で象嵌(ぞうがん)細工とも呼ばれるハータム・カーリーは、ラクダの骨や真鍮、貝殻などで台木に嵌め込んで製作する、デザイン性が高い工芸品です!
製品は様々で、ライターやボールペン、5cmくらいの小さい箱からティッシュケースなど、非常に様々なサイズの物や実用的なもの作られています。
また、絵画や観賞用絨毯のフレームなどにも多く使われていたりします。
中にはデザインの一部に、下で紹介する細密画が書かれている物もあったりと、デザイン・用途が様々なものがあるので、こちらもイスファハーンのイマーム広場なので、様々なショップでお気に入りを探してみて下さい♡
こちらもリーズナブルな物だと、500円くらいで買うことができます!
ガラム・ザニー / قلم زنی
ガラム・ザニーは銅や銀などのプレートや壺などに、釘と金槌で模様をつけていく金属細工です。
こちらもイスファハーンのイマーム広場周辺で、たくさんの職人さんが作っています!
下絵を元に職人さんたちがトントンカンカン、一本ずつ丁寧に線を入れていく作業は、卓越した技と根気があっての成せる技です。
こちらはポピュラーな物としては観賞用の大皿や壺などが多いですが、お土産としてのおすすめはブレスレット。
様々な柄が彫られたもので、普通にお洒落じゃないですか!?ユニセックスで使えますね◎
これらのブレスレットも恐らく1,000~2,000円ほどで購入ます♡
ガラム・カール / قلم کاری
私がお土産に一番おすすめしたい物がこのガラム・カールです!
ガラム・カールは布1枚1枚に、職人さんが丁寧に木で作られたスタンプを押していってデザインをつける、イランの更紗です。
ペイズリーのような柄が多く、めっちゃお洒落♡
大きさもテーブルクロスからベッドシーツサイズまで、豊富に作られてます!
サイズによるのですが、1枚のガラム・カールを作るには、何十回何百回とスタンプを押さなくちゃいけないのです。
そんな手間隙かけた工芸品が、テーブルクロスサイズで500円ほどで購入できちゃいます・・・・!
使い方も様々なので、お土産としてぴったりです!渡す相手の好みを想像しながら、デザインや色を選ぶ作業も楽しいですよ〜!
テルメ織り / ترمه
テルメ織りはヤズドの伝統工芸品で、様々な柄の生地や製品が作られています。
特徴はなんといっても、その精密な柄!
とても絨毯では再現できないような細かなデザインは、まさに一瞬で心を奪われてしまいます♡
デザイン的に結構コテコテのド派手系が多いのですが、お部屋のアクセントとして使うのにぴったりです◎
昔からシルクの手織りで作られていましたが、最近はポリエステルの機械織りも多く出回っており、お安く買うこともできますよ〜!
細密画 / نگارگری
細密画は字の通り、細か〜い絵です。ミニアチュールと呼ばれてたりもします。
細密画は元々イラン独自の物がありましたが、13世紀のモンゴル系の王朝・イルハン朝が中国の芸術をイランに伝え、それから大きく発展したため、どこかモンゴルや中国っぽい絵が多いのも特徴です。
絵単体で買う旅行者は正直なかなか少ないですが、ハータムカーリーの箱の上蓋に細密画が書かれている物もあったりと、様々なところで目にすると思います!
モンゴルっぽいもの以外にも、ペルシャっぽい柄が細かく描かれた細密画もあるので、是非こちらもお土産やさんなので探してみて下さい♪
さいごに
いかがでしたでしょうか。
イランの伝統工芸は、イスファハーンのイマーム広場をはじめ、全国のバザールなどで見ることができます。
冒頭でもお話しましたが、イランは2020年現在物価が非常に安くなっている為、今が買い時です!
クレジットカード、ATMは使えないので、たくさんの現金を握り締め、ショッピングを楽しみましょう♡笑