シーア派の聖地、マシュハドのおすすめ観光スポット10選！【2020年度版】

サラーム ジギャール！けんちゃんです！

マシュハドはイスラム教シーア派の聖地で、イマーム・レザー廟には世界中からシーア派教徒が巡礼に訪れ、現代イランでは非常に重要な都市とされています。

もちろん、宗教関連以外にもマシュハドには魅力的な観光スポットがありますので、その辺りを早速みていきましょう！

マシュハドってどんな街？

遡ること1300年前に、8代目のイマーム（イスラム教シーア派のトップ）であるレザーがマシュハドで殉職して以来、マシュハドは聖地とされ続けてきました。

途中、スンナ派やモンゴル軍による攻撃を受けつづけてきたものの、1730年頃にはアフシャール朝の首都として制定され、以降ガジャール朝時代にも中心都市として発展と遂げてきました。

現在では工業も盛んで、イランで流通しているコカ・コーラは、メイドインマシュハドです♪

マシュハドの観光マップ

マシュハドは、シーア派の聖地であるイマーム・レザー廟がある「ハラメ・モハッタル広場（通称：ハラム）」を中心に観光スポットがあります。

また、ハラムの少し西には東西にメトロも走っています♪

マシュハドのおすすめ観光スポット

イマーム・レザー聖廟 / Imam Reza Shrine

マシュハドといえばここ！イスラム教シーア派の聖地で、世界中からの巡礼者を受け入れている、シーア派8代目イマームであるレザーの聖廟です。

お墓に縋り付きながらお祈りをする人を見ると、宗教の力をひしひしと実感できます・・・！
また、廟の中はあくまでも参拝するところですので、撮影禁止なのでご注意ください。

廟の外はスマホであれば撮影が事実上OKになっております！
お昼も綺麗ですが、夜のライトアップも非常に幻想的なので、昼夜2回行くのもアリかも◎

ゴハルシャードモスク / Goharshad Mosque

イマームレザー廟を同じく、ハラムの中にあるこのモスクは、巨大なファサードと、その上にある青いドームが特徴です。

内部はイランのモスクらしく全面ミラー張りになっており、まさに絶景・・・！

しっかりと肌を隠すなどの準備をしていれば中に入れますので、是非中に入って、聖地でのお祈りの空気を肌で感じてみてください♪

中央博物館 / Central Museum

この中央博物館は、イランの数ある博物館の中でも、最もインパクトがある博物館なのではないでしょうか・・・！

16世紀に造られた、スーパー金ピカの扉だったり、ノイローゼになりそうなくらい細かい彫刻の馬鹿でかい扉だったり、象嵌細工でできた説教壇やアンティークのミーナカリーなど・・・

また、絨毯博物館も併設されており、そちらも見応え満載です♡

クルアーン博物館 / Quran Mueseun

ここにはクルアーンをテーマとした様々な書物が年代別に展示されております。

クルアーンは単なる啓典というだけではなく、時代によって様々なアートの要素も入っており、ここではそれらを十分の楽しむことができます♪

レザーバザール / Reza Bazaar

マシュハドにはバザールがいくつかありますが、ここは観光客や巡礼者向けのバザールとなっています。

スパイスやハーブをはじめ、工芸品などのお店もたくさんあるので、お土産を買うにはぴったりです！

他の都市のバザールと比べても旅行者が多く、非常に活気あふれるバザールとなっているので是非行ってみてください♪

ナーデル・シャー廟 / Tomb of Nadir Shah Afshar

アフシャール朝の初代キング、ナーデル・シャーの霊廟です。

1730年代に活躍したナーデルは、数年間だけではりますがトルコからインドまでの広大な領域を支配していたことから、多くのイラン人から「ペルシャの英雄」と慕われています！

隣接する博物館には、そんなナーデルの歴史が、当時の武器や鎧の展示とともに学べる様になってます♪

コーサンギー公園 / Kooh Sangi Park

マシュハド市内の南にあるこの大きな公園は、マシュハド市民の憩いの場です♪

公園には岩山や池などがあり、いつもファミリーやカップル賑わってます。
また、岩山の上にはイラン・イラク戦争で亡くなった兵士達のお墓もあります。

高台からはマシュハドの街を一望でき、夜景も非常に綺麗ですよ♪

市内からはメトロでも行けますし、タクシーだと15分程でいけます！

マシュハド近郊のおすすめ観光スポット

ミニチュアパーク / Miniature Park

画像を見て「あれ？これシーラーズの橋ちゃうの？」と思った方は、イラン好き間違いなし！

そう、ここはイランの建造物のミニチュアが展示されてるテーマパークです。
東武ワールドスクエアのイランver.ですね♡笑

ハージュ橋やペルセポリス、シューシュタル、キャンドヴァーン村など、ここでイラン一周した気分になれますよ！笑

ネタに困っている方は是非！

フェルドウスィー廟 / Tomb of Ferdowsi

ハーフェズと並んでイランのスーパー有名な詩人、フェルドウスィー先生のお墓です。

廟の中には棺も置かれ、様々なところにフェルドウスィーの詩が刻み込まれており、フェルドウスィーファンに取ったらヨダレが止まらないスポットとなっています♡

マシュハドから30km程離れたトゥスという街にあり、公共交通機関では行きにくいので、タクシーで行きましょう！

カング / Kang Village

マシュハド市内から車で1.5時間程の郊外にあるカン村は、山の斜面を利用して階段状に家が連なる特徴的な村です。

階段状になっているので、家の屋根が、上の家の庭になってたりするんです！非常にレアな造りですね・・・！

現在は村に住んでいる人は少なく、ほとんどが廃墟になってしまていますが、その中の探検して行くのはまるでRPGの世界の様！

ギーラーンにもマズレという似た村がありますが、カングはマズレ程有名ではなく観光客も少ないので、黙々と探検したい方にはおすすめです♡

おわりに

いかがでしたでしょうか。

シーア派の聖地だけではなく、ペルシャの英雄・ナーデルシャーや、偉大なる詩人・フェルドウスィー関連のスポットがあったりと、マシュハドは非常に歴史的偉人にまつわる街になるので、宗教や歴史の予習をしておくと、もっと観光が楽しくなるかも！です♡