イラン人が思う、日本人がイランで驚く5つのこと!
サラーム ジギャール!イラン人のアリです!
今回、初めて記事を書きます。
どんな国でも自分たちの文化や慣習を持っていることは当たり前のことですが、国ごとの「文化の差」は世の中にある美しさの一つだと私は思います。
日本もユニークな文化や考え方を持つ様に、イランにも独特なカルチャーがたくさんありますので、そのうちのいくつかご紹介してまいります。
日本ではあまり見られないイラン人の独自の慣習などをお伝えしていきますので、ぜひお楽しみください!
「お茶でもどうぞ!」と自宅に誘う文化!
皆さん、いきなり知らない人の家に誘われたらびっくりしますよね!
でも、それはイランでは良くあることなのです!外国人の旅行者が、イラン人の家に誘われることも非常に多いです。
私の友達の日本人女性も、イランに旅行に行った際、シーラーズの空港からタクシーに乗り、ちょっとしたら「家でお茶でもどう?」と運転手のおじいちゃんに誘われました。
彼女はおじいちゃんの家に行き、お茶をいっぱい頂き楽しんだそうです!
とはいえ、イラン人の誰からの招きを受け入れてもいいわけではありません。中にはナンパ目的の人もいるので注意が必要です!
お茶への誘いをした人の雰囲気で信頼性などを判断してから、行くか断るかを決めてください。
一般的には、おじいちゃん以外の人たちからの招待を避けた方がいいかもです。
ただ、人は見かけによらないということも忘れないようにね!
イラン人のあまりの親切さは半端ない!
先日、イラン旅行に行った日本人の友達から「イラン人が親切すぎて、俺は何か騙されてるのじゃないかと思った!」という話を聞きました。
私はそれを聞き「あ、言われてみるとそうかもな」と返事し、そしてやはりイラン人は外国人に対して「人を騙そうとしてるように思われるくらい」優しすぎるかもと思いました。
イラン人は外国人が何か困っている姿を見ると、すぐに近づいて来て助けようとすることが多いのです。
道に迷って困っているとイラン人が続々と助けに来てくれて、気付いたら10人くらいのイラン人に囲まれながら道を教えてもらった、という旅行者の話も聞いたことがあります。笑
さすがに「突然話かけて来られると怖い・・」と思う方もいるのではと思います。
ただし、イランという国はあまり外国人旅行者も多くないですし、英語も通じないの所も多いで、英語が話せるイラン人は外国人を見かけたら「すぐ助けてあげよう!」と思っているだけなのです!
というわけで皆さん、安心して是非イランに行ってみてくださいね。
市民がこんなに親切すぎるイランでは困ることがあまりありませんので!
どこでもシーシャ吸うイラン人!
シーシャは「中東の生活には不可欠なものだ」と言っても過言ではないと思います。
もちろんイランでもシーシャを吸う人が多いですが、他の国とは大きな違いが一つあります。
それは、イラン人はどこでもシーシャを楽しむということ。
イランはどこでもシーシャ吸える国となっていますし、ほとんどのイラン人は自分のシーシャを持っています。
日本だとシーシャは、カフェやバーなどで吸うものだと思われていますが、イランではそうではありません。
例えば、公園でのピクニックにはシーシャは必要不可欠です!
ドライブでも、途中で止まってシーシャを吸う、ということも多いです!
シーシャ大好きな人だと、ドライブ中の車の中というような想像もつかないところでもシーシャを吸う時もあります!笑
シーシャはタバコなので体にいいことはありませんが、色々なフルーツの味などもあって普通のタバコの様に臭くもないので、普段タバコを吸わない人でもイランではシーシャを体験してみてはいたがでしょうか?
イランの運転マナーは世界で一番悪いかも!
信号を無視したり、なかなか道を譲ってくれないなど「イランには運転マナーやルールはほとんどない」と言えるくらい、イランの交通事情は恐ろしいです。残念ながら・・・
車線変更のときはウインカーなし。まるで他の運転手がみんな、自分が車線を変えようとしてることを知ってるみたいに!
特に最近免許を取った若者や、高級な車に乗っている人たちの中には、速度制限を守らずに好きなだけスピードを出し、まるで飛行機みたいに飛ばすドライバーも多いのです!
そして、歩行者たちも運転手と同様、交通ルールを気にしないで道を渡ります。
例えば街中でも、近くに歩道橋があっても登るのがめんどくさいから、車が60キロで走ってる道をスッと渡るイラン人がよく見られます。
例えばこの動画の中で左から右へ渡ろうとしている人がいますが、こんなのイランではごく普通のことです。
イランでは信号を守って道を渡る人がほとんどいないので、皆さんもイラン人の様に信号のないところで道路を渡ることもあると思いますが、その時は絶対に、しっかりと左右両方を見てから渡ってください!
イランでは、例え一方通行だとしても、逆から車がこないとは限らないです!
思いがけないところから車が現れる可能性もあるので本当に気をつけてくださいね!
私はイラン人として、いつもイラン人の運転の話をするたびに自分を恥じますし、イラン人の悪い運転マナーに気が付いた時以来「イラン人もいつか世界中の人々のように運転できるようになれますように」とアッラーに祈っています。笑
イラン人は舌打ち大好き!
イランで「チッ!」と舌打ちする音が聞こえても、ビビる必要はありません。それはただのくせにすぎないから!
日本で舌打ちはあまりしてはいけないことなのに対して、イランではそれはごく普通のことだと考えても良いです。
よく舌打ちするのは、物事が上手く行かない時です。例えば、せっかく急いだのに電車に間に合わなかった時や、ずっと努力したことが水の泡になる時など。
また、忘れ物をするときも舌打ちします。「チッ!傘を忘れた。。。」や「チッ、ケータイを充電するの忘れちゃった!」ということがよくあります。これは日本でもそうですね。
それに、ニュースなどで悲しい出来事を聞いた時も、驚いて舌打ちすることも多いです!この場合の舌打ちは「残念」や「かわいそう」等という意味を表します。
日本では舌打ちをする人に対しては「イライラしている」というイメージがあると思います。
でも、イラン人にとっては舌打ちはごく普通のことなのです!だから、イランで知り合った人が一緒にいる時に舌打ちしたとしても、気にしないであげてください。笑
(ちなみに私もこの記事を書いていた時日本語を間違えてずっと舌打ちしていました!すみませんでした。)
おわりに
みなさん、いかがでしたでしょうか?
「これは知らなかった!」や「えー、ありえない!」みたいなことありましたでしょうか?
私は日本に引っ越して来てから、日本人のマナーや物事に対する考え方を知るようになり、イランと日本の違いを毎日気付かされています。
また、新しい発見があれば別の記事でも紹介しますね!